お金に対してネガティブな関係があると、神経系の調整不全や不安、圧倒感、シャットダウン、過覚醒を引き起こす可能性があります。逆もまた真なりで、トラウマや病気によって神経系が調整不全になると、お金や財務との関係にも影響を及ぼします。
私たちの神経の80%から90%が求心性(体から脳へ情報を送る)であることを考えると、神経系を調整することは、単に「お金のマインドセット」やお金に関するネガティブな信念に焦点を当てるよりも、はるかに良い結果をもたらすことができます。
お金との健全な関係を築くためには、まず自分自身を必要に応じてアップレギュレート(活性化)したりダウンレギュレート(鎮静化)したりする方法を学びましょう。
お金について考えたり使ったりする際にストレス、不安、過度の興奮や過覚醒を感じる場合は、神経系を「ダウンレギュレート」して腹側迷走神経や静寂の状態に移行させるBALANCEエクササイズを試してみてください。
お金や財務について考えるとシャットダウン、背側迷走神経、または圧倒感に陥る場合は、神経系を創造的な遊びや腹側迷走神経の状態に「アップレギュレート」するBALANCEエクササイズを行いましょう。ここでは、財務に関してバランスの取れた、オープンマインドで創造的な決定を下すことができます。
最後に、BALANCEエクササイズを体性感覚の解放作業やお金に関する信念のシフトと組み合わせることをお勧めします。これらの信念が神経系レベルでシフトすると、心もそれに従います。
バランスの取れた神経系は、よりバランスの取れた長期的な財務決定につながり、以前には思いつかなかった創造的な方法でお金を持ち、稼ぐことへのオープンさを高めます。